鯉(こい)は思案の外
恋は思案の外:恋は常識や理性では割り切れない、説明できないものであること。
今年優勝すると実に25年ぶりだそうです。プロ野球広島東洋カープの話です。
今年40歳だと中学三年生時以来ということになります。あまりに久しぶり過ぎて広島の百貨店や商店街が優勝セールのやり方が分からない、なんてニュースもありました。がんばれカープ!がんばれ広島の小売・サービス店!!しかしカープが優勝するとは、カープファンの私ですら8月中旬まで信じていませんでした。真に鯉は思案の外です。(この文章を書いている今現在マジック10ですが、まだもしかしたらという気持ちもあります。なんせ長いこと優勝していませんので。本当に逆転されたらこの文章は削除します。)
なぜ広島東洋カープはここまで優勝から遠ざかったか等いろいろか語りたいところですが今回は省きますが、NPB唯一の市民球団ということもあって色々と苦労があるようです。
なによりお金がない。
親会社がいないので独立採算制、赤字は許されない。樽募金なんてのもよく知られたイメージです。
そういった下地があるからでしょうか?ここ数年、球団側も独自のプロモーションによりファン獲得に励んでいるようです。カープの公式HPをみると分かりますが、とにかくグッズが充実して。ユニフォームはもちろんですが、台車やギターなど、こんなもの誰が買うんだというものまで取り揃えています。でも売れちゃうんですね。23,000円の台車も販売即売り切れだったはず。5,000円の18cm定規も売り切れています。
なぜ売れるのか?
作る側の熱とファンの熱の波長がちょうど合っているから?そもそものモノ自体の品質が高いから?勢い?どうでしょうか、これもいくら考えても常識では論じきれない思案の外にあるような気がします。 ノベルティ企画の参考になるんじゃないかと思ったけど、簡単には真似できそうにありません。
ちなみにこのカープの独自路線は、マーティ・ブラウン監督時代に「MY MANAGER THROWS BASES(うちのボスはベースを投げるぞ)Tシャツ」を作った辺りからじゃないかと思っています。ご参考までに。