余白を恐れてはいけないし、 余白を軽蔑してはいけない。

 

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「無駄を恐れてはいけないし、無駄を軽蔑してはいけない。」

 

小学館発行の「開高健 名言辞典 漂えど沈まず 滝田誠一郎 著」を読んでいるとこんな言葉を見つけました。

「無駄を恐れてはいけないし、無駄を軽蔑してはいけない。」(『河は眠らない』文藝春秋)

これは、開高健が手つかずで荒れ放題の森を見て“自然には無駄なものが無い”とした上で語ったものだそうです。

 

しかしこの言葉、今の自分の身の上に置き換えて考えると色々考えさせられるものがあります。普段携わっている広告制作でも似たような事が言えるなあ、と思いました。開高さん自体、サンアドで広告をやられていた方でもありますが。

ポスターやチラシ、DMなど平面広告を制作していると、余白があるとつい埋めたくなる。もう一言コピーを載せたくなる。もう少し商品を大きく見せたくなる。 クライアントの要望もありますが、余白は埋めたくなってくるものなのです。

 

Volkswagen in Cannes als ?Advertiser of the year? ausgezeichnet

これは昔のフォルクスワーゲンの広告ですが、紙面の左端に小さくBeetleが見えるビジュアルに「Think small.」のコピー。“小さいことの価値を考えてみよう”“ビートルは小さいからこそ価値がある”と、当時大きな車がもてはやされたアメリカで全く異なる価値観を宣言。大きなインパクトを与えました。

 

なにも「大きく見せたり」「大きな声で叫ぶ」だけがベストな伝え方ではないのです。「耳元でささやく」ことで強い伝わり方をすることもあるはずです。

 

 


2015-06-08 | Posted in blog1 Comment » 

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コメント1件

 Housei S | 2016.04.11 22:56

Good!

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